民法の勉強

昨日は、東京都行政書士会の顧問に新たに就任された坂本弁護士の記念講演を拝聴してきました。講演の内容は、弁護士法72条と行政書士業務について。いや〜、とても明快で非常に分かりやすく、大変素晴らしい講演でした!何が素晴らしいかと言えば、弁護士法72条の解釈に加え、ここまでならOK、ここまでやってしまうと非弁行為という線引きについて、実務・実例を中心に詳細な解説をして下さった事ですね。


ただ、その線引きについてはあくまでもイメージを掴むためで、実際には個々の案件の状況等で判断が分かれるので注意が必要との事。結局は、人として法律職としてのバランス感覚が大事との事でした。そして、そのバランス感覚を前提として実際に業務を処理して稼げるようにはなるにはどうしたらいいのか?その答えは、民法の知識・理解と説得する力量を養う事!「街の法律家」ならぬ「街の便利屋」としての行政書士の真の役割を果たすためには、これが不可欠との事です。


坂本先生の民法講座も予定されている様なので、ぜひ参加してみたいなぁと思っているところに、大学の野球部のM先輩(高校教諭)から「俺の教え子で、大学の民法のゼミで困っている奴がいるから相談に乗ってやってくれない?」との電話が。何と言うタイミング(驚)!


そして、今日の午後に電話が鳴り「M先生の紹介で電話したYです。よろしくお願いします。」という第一声。ちゃんと名乗って挨拶もするし、さすが先輩の教え子だな、礼儀正しいわい、と内心余裕を見せて始まった相談ですが・・・。


「債権総論で・・・、民法468条の・・・、請負代金の・・・、異議を留めないで・・・、抗弁事由が・・・、判旨は・・・。」、「ワ、Y君。ちょ、ちょっと待ってね。メモるね(大汗)。」


メモる事、数分後。「Y君ごめん。その資料をFAXしてくれる?良く読んでから回答するから。」←即答できない俺・・・ort


その後、資料を精読。Y君の指定の時間内(バイトでもあったのかな?)に回答し、何とか納得してもらえました。M先輩の顔に泥を塗らないで済みました。はぁ(嘆息)。


で、大学のゼミってこんなにレベル高かったけ?と思ったら、俺、ゼミ無しで卒業してたじゃんと納得。最近の行政書士試験はかなり難しくなっていますが、今、受けたら絶対受からないだろうなと確信が持てます(泣)。


そんなこんなで、坂本先生の民法講義は、必ず受けようと決意を固めたのでした・・・。